1 研究主題

「学ぶことの楽しさを求めて」
~思いを伝え、聞き合う子どもを目指して~


2 主題設定の理由

 本校では、これまでに健康安全教育や食育に取り組み、学習を支える基盤と しての望ましい食生活や生活習慣の育成に努めてきた。教職員が、児童の思い や家庭環境を理解しながら、細やかな配慮や丁寧な指導を進める中で、少しず つ安定した学校生活を送ることができるようになってきた。しかし、学習に向 かう姿勢や、根気強さには弱さがあり、自己肯定感も低い児童が多いために、 基礎基本の定着が不十分であったり、主体的な学習になりにくかったりすると いう課題が残った。
 そこで、22年度からは、それまでの成果を踏まえながら、児童が興味を持 って学習に臨み、「分かる喜び」「できる楽しさ」を味わえるような授業改善 に取り組んできた。その中で、子どもたちは生き生きとした表情で学習に取り 組むようになってきた。
 さらに、23年度から25年度は、「分かる喜び」「できる楽しさ」を支える ものとして、言語力に着目し、伝える力の向上を目指して研究を進めてきた。
 また、学習指導・進路部との連携を密にし、文字や数字を正しく書く力、 読んだり聞いたりして考える力、思いや考えを文章や言葉にして表現する力を 伸ばすために、朝学習や学力の時間を活用しながら基礎基本の力の定着に努め てきた。合わせて教師自身も事前の教材分析や授業研究に励み、楽しく分かる 授業作りを進めてきた。,br.  今年度については、昨年度の研究をさらに深めていけるよう、引き続き、特 別活動部・学習指導進路部などとの連携を密にしながら、教科の授業だけでな く、様々な活動の中に「話す」「聞く」「書く」「読む」力を高めるための取組 を積極的に取り入れ、伝え合い、聞き合うことの楽しさを感じさせながら言語 力を高めていきたいと考える。
 そこで、授業を中心に研究する「授業研究部」と、言語環境を整えながら児 童活動の楽しさを追求する「環境・活動部」の2部に分かれてねらいにせまっ ていきたい。


3 研究仮説

仮説1(授業研究部)

・学習場面に応じた算数的活動を意図的・効果的に取り入れたり、繰り返し学習を大切にしていくことで、基礎・基本の定着を図ることができるのではないか。
・自分の考えを図、式、言葉でかくことを通して、筋道立てて考えたり発表につなげたりできるのではないか。また、互いの考えを伝え合ったり聞き合ったりすることで、より確かな力となるのではないか。
・児童ひとりひとりの実態を把握し、個に応じた効果的な指導を全職員で協力して行えば、児童が、「わかった・できた・またがんばろう」と実感できるのではないか。(「チーム吉川」による学力補充)

仮説2(環境・活動研究部)

・様々な表現活動を通して学んだことを伝える取組を重ねたり、表現活動に対する評価をしたりすることによって、自分の思いを表現しようとする心豊かな児童が育ち、仲間とわかり合えることの喜びを感じさせ、次の取組への意欲につなげられるのではないか。
・算数科に関する掲示を工夫することで、算数科への興味・関心を高めていくことができるのではないか。


4 研究目標

(授業研究部)
・算数科における基礎・基本の定着を図るための具体的な取組を追求する。(ねらいの提示、ねらいに即した振り返り、意図的・効果的な算数的活動、繰り返し学習等)
・算数科における言語活動(かく、話す)の充実を図る。

(環境・活動部)
・表現活動を通して、児童相互や児童と教師の心をつなぎ、伝え合うことの楽しさを追求する。また、算数科に関する掲示(算数コーナー、算数クイズなど)を通して、算数科への興味・関心を高めていく。