1 研究主題

    意欲的に学び、生き生きと表現する児童の育成 

        ~学びを活かして思いを伝える~


2 主題設定の理由

 本校では平成26年度から平成28年度の3年間,教科を算数科に絞って研究を深めてきた。

 平成26年度は研究主題を「確かな学力の定着と自ら学びを追い求める児童の育成をめざして~算数科を中心に,知識・技能を活かし言語活動を通して思考力・表現力を育てる~」と設定し,いわゆる「教えて考えさせる授業」の在り方を研究してきた。平成27年度は「教える」ことを重点的に研究することを目指し,研究主題を「教えることを基本に据えた新しい授業スタイルを目指して ~どの子もできて分かる算数の授業~」とした。そして平成28年度は研究主題を「知識・技能を確かに身に付け,使える力を持った児童の育成」とし,副題を「~知識・技能を使わせ,思考力・表現力を高めさせる~」と設定し、「教える」ことによる基礎・基本的な学力の定着,そして「使わせる」ことによる思考力・表現力の向上の2つを大きな柱として研究を進めてきた。

そして、本年度からの3年間は府小研の生活科の研究指定を受けることとなり、低学年は生活科を、そして3年生から6年生までは社会科の研究を進めることにした。この大井町は地域に多くの教材となる人や物、そして土地がある。これらの身近にあるものを教材として学ぶことができるのではないかと考え、社会科(地域教材を生かす)の学習とつなげていくこととした。これまでの算数科の研究の中でも、また、様々な学習や学校生活の中で見ても、本校の児童に必要なものは「表現力」であるという声が何度も挙がっている。もちろん昨年度の研究の総括においても「表現力をつける」という課題を残されている。生活科の研究と本校が課題とする表現力を考えた結果、今年度は自分の感じたことや思ったことを表出できるということに重きを置き、研究を進めることにした。そこで、今年度の研究主題を「意欲的に学び、生き生きと表現する児童の育成~学びを活かして思いを伝える~」として、学んだことを仲間にいかに伝えるかを主として研究を進めていきたい。 
 しかし、思いを表現すると言っても、思いを持つことができなければそれは可能ではない。まずは子供達が「話したい」「伝えたい」「みんなと考えたい」と思えるような話の種を持たせることが大切である。それは、教師がいかに子供達に興味関心を持たせる授業の構想をするかにかかっている。また、話すためには、聞いてくれる仲間がいること、そして話し方のスキルを持っていることも同時に必要となる。話すことだけにとらわれず、聞くことと話す・聞く方法についても同時に子供達に示していきたい。


3 具体的な取り組み

 (1)研究推進委員会

ア 授業

    ・月1回、研究に関わることについての協議をする。
    ・「伝える力」を身に付けるための指導方法や提案を行う。また、それが身についたか評価する際,
     教師の感覚的な判断ではなく具体的な児童の姿で評価できるような方法を探る。
    ・授業研などで提示されてきた指導方法を大井小として統一させたい事項をまとめる。 

イ 広報

    ・研究だより「お~いにまなび」を発行(2、3学期)し,研究についての取組を紹介し発信する。

 

ウ 環境

・主に児童に向けた掲示物や配布物を作成する。
    ・教室掲示や校内掲示などについて話し合い,統一したものを作成したり補修したりする。

 

(2) 学力向上委員会

  ア 学習

・朝学習の時間(国語・算数を中心とした基礎・基本的な学力向上の時間)の仕方について検討する。
    ・家庭学習の仕方について検討し、保護者への啓発を図る。

   イ 読書タイム

・教員のシャッフル読み聞かせを計画したり,読書タイムの仕方も含め読書の質を高める方策にいて検討
     したりする。

   ウ 漢字・算数大会

・「漢字・算数大会」に関する提案や結果の分析をする。

 

(3) 研究授業

ア 全体研究授業(全体研)

・2,3学期に1回行い,低・中・高学年で1回ずつ受け持つ。
    ・全教員が授業を参観し,事前研究会(事前研)や事後研究会(事後研)にも全員参加して研究主題の
     達成に迫る。

・大井学級についても,可能な範囲で研究主題に迫る授業を行う。

 

イ ブロック研究授業(ブロック研)

・年間3回行い,低・中・高学年で1回ずつ受け持つ。

・ブロック研の事前研・授業・事後研は,ブロックのメンバーは全員参加する。

・ブロック研の事前研はブロックで相談して日程を決め,ブロックで授業についての検討を行う。

・全体研とブロック研を行う学年は,異なる学年とする。

 

   ウ 特別活動等

・委員会活動・学級会活動・フレンドリー班活動などの特別活動分野においても,表現力やコミュケー
     ション能力を育てる。