京都府亀岡市立南つつじヶ丘小学校

平成25年度 研究推進計画

1. 研究主題

ICT活用による言語活動の充実を通して思考力・判断力・表現力を鍛える

2. 研究の目的

ICTを活用し、全ての教科・領域で言語活動を充実することを通して社会生活に活用される論理的な思考力やそれらを表現する力を育成する。

3. 研究の内容

ことばの力育成プログラムの実践・検証

本校では、平成23・24年度、「すべての学びを支える『ことばの力』の育成」をテーマに、ICT活用と校種間連携を通して、南っ子ことばの力育成プログラムの開発を進めてきた。プログラムは、幼児期の教育を踏まえ、中学校卒業段階を見通して、低・中・高学年それぞれで身に付けさせたいことばの力とその指導過程を明らかにしたものである。本研究では、これまでの研究を引き継ぎ、ことばの力育成プログラムに沿って、さらなる言語活動の充実を目指す。

学力向上システム(南つつじ方式)の開発

各教科・領域で基礎的・基本的な知識・技能の確実な習得を進めるとともに、それらを活用する言語活動を充実することにより、思考力・判断力・表現力を鍛えていく。そのための重要な手段としてICTを活用し、その効果的な指導方法及び評価についての研究していく。そして実践と並行して学力向上システム(南つつじ方式)の開発を進めたい。

4. 研究の方針

児童の実態把握

    全国学習状況調査・府学力診断テスト・標準学力検査(CRT)。 
    • 単元ごとに付いた力や課題点を明らかにし手立てを考える。
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    • 「ことばの力」に関する意識調査を行い、変容をみる。

授業改善

    研究授業の実施〈全員授業〉     
    • 教科は各教科・領域
    • 学力充実を図るため、前年度の学力分析を踏まえ「南っ子学力向上システム」の仮説に沿った授業を行う。
    • 参観の観点を含めた指導案を配布。研究授業を通して、システムの開発に向けての検証・改善を行う。
    • 保・幼稚園、中学校の先生を招き、連携を図る。
    • 授業後、授業者は全体研究会での意見を踏まえて、授業者としての考察をまとめておき、次への構想の準備とする。
    • 「マイブック」を持ち、いつでも本が読めるようにする。
    全体研修会の設定     
    • 児童の育ちを共通認識し、プログラムやシステムの検証・改善の場とする。
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    • 毎週木曜日を教材研究日とする。
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    • 先進校視察をする。
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    • 先進的な実践に学ぶ。
    全ての教科・領域にわたって言語活動を組み入れた授業改善     
    • 国語科、他教科・領域で身に付けさせたい力を系統的に明らかにし、そこに至るまでのスモールステップを作り上げていく。
    ICT機器の効果的活用     
    • 電子黒板、デジタル教科書等のICT関連機器の効果的活用。
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    • タブレット端末を活用し、思考・判断・表現力を育成する言語活動の充実。
    校種間連携  
    • 4年生と保育所・幼稚園児の年間を通しての交流学習。
    • 年長児の体験入学における「ことば」の授業。
    • 中学校との授業交流。

学力充実の取組

    個に応じた指導、基礎学力の充実・定着を目指す。
    • 児童の実態を踏まえた指導形態の工夫。
    話せる・聞ける学習集団を作る。
    • 学習規律の確立。
    • 教科の学習の中で「話す・聞く」を意識して授業を展開する。
    言語事項の学習を重点的、継続的に取り組む。  
    • 掲示物や国語辞典の活用
    かがやきタイム、学期末や学年末の漢字大会、算数大会で学力の定着を図る。
    書く機会の充実     
    • 授業の振り返り、感想、考え等の書く活動を日常的に入れる。
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    • 授業の中でのノート指導を大切にする。
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    • 書いたものはファイリングし、児童の変容をみる資料とする。
    家庭学習の徹底  
    • 保護者向けのプリントを配布。
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    • 時間に応じた家庭学習の内容の提案。
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    • 夏季・冬季・学年末休業の学力保障の取組を行う。

ことばの力を高める生徒指導

    「ことばの力」を鍛える特別活動
    • 各学年、言語活動による集会発表を行う。
    • 学校行事、委員会活動、なかよし班活動で「ことばの力」を鍛える。
    • 朝の会、帰りの会で聞き合い、振り返りをするなど持ち方を工夫する。
    • 学年に応じた話し合い活動を保障する。
    あいさつをできる児童

指導と評価の一体化

    自己評価・相互評価する場面を意図的に取り入れ、自尊感情や表現意欲の向上。
    学習指導要領のカリキュラムに沿った評価規準を授業実践の中で検証。
    校内共通の思考・表現力を評価するテストを行い、指導の在り方、評価を検証。
    単元毎に、事前の評価規準・観点別評価表を作成。
    南つつじ版 単元パッケージの作成

学習環境の充実・整備

    掲示板による学習過程の掲示。
    日常の言語環境(指導者の話し方・言葉)を整える。

読書活動の推進

    昼の読書タイムの活用。
    • 様々な本を紹介していく。
    月2回の読み聞かせボランティアによる読み聞かせ。
    児童による選書会を行う。
    図書室の環境整備。

研究の普及

    南陵、学年便り、研究推進便り、ホームページ等で取組を知らせる。
    研究発表会、学校公開で研究の成果を知らせる。
    授業公開を行い、外部評価を研究に生かす。
    研究紀要や事例集の作成。